『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』(以下DQB2)。
人生で1000時間ほど長くプレイしたゲームの一つとして、そしてもっともストーリーを何度もやり直したゲームである。

本作は前作の『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』(以下DQB)から続く「ドラゴンクエストビルダーズ」シリーズの作品で、ブロックで構成された世界にて冒険や建築ができるゲームである。『Minecraft』に近いゲームといえばわかるだろう。
DQB2が発売された際、自分はNintendo Switch版を買い遊んだ。ストーリーを進める中で、冒険で訪れる島々にて、襲ってくるモンスターから拠点を守るために防壁を作ったり、拠点内の土地をフルで活かそうとして拠点内とフィールドの境を調べ、拠点から外れそうなギリギリの場所に建物を建ててみたり、なんとなく「場所が足りなさそうだなぁ」と考えた際には地下を掘りまっくて広大な空間を作り、そこに部屋を敷き詰めたりした。上手くいかないことも多々あったが、ストーリーが面白いこともあり、当時遊んだゲームの中では一番熱中していた。
そしてストーリーをクリアし自由に建築ができるようになった所で問題が発生する。いざ建築しようとすると何も思いつかないのだ。別に参考になるものが無いわけではなかったのだが、何から手をつけたら良いのかわからず、とりあえず何か作ろうということも無かった。
クリア後にやりたいことが思いつかなかった自分はどうしたかというと、とりあえずやれることを試すでもゲームを辞めるでもなく、セーブデータを消して一からストーリーをやり直した。そして2週目のストーリーをクリアし、「かいたくレシピ」といったやりこみ要素に挑戦するなど、一通りやれそうなことを済ませると、また新たにストーリーをやり直した。
こういった感じで何かしらクリアしたり、ストーリーの途中で気に入らないことがあるとその都度ストーリーをやり直すということを、発売数か月後にDLCが出ても繰り返して行い約2年、プレイ時間として1000時間程度繰り返した。ただ、それ以上の自由な建築は一度もしなかった。
自由な建築をしなかった理由として、建築を楽しもうとする気持ちや根気がそこまで無かった。当時は「(そもそも初めてなので当然なのだが)労力に対して動画で見るような立派な建物が作れない」といった思い込みがあったこと、「かいたくレシピ」といったやり込み要素に挑戦する場合も最低限クリア条件を満たせば達成できるので、ゲーム側が用意した目標以上の「豊かな自然あふれる町並みを作る」といった自分で作る大きな楽しみ方に対して面倒を感じてやらなかったということもある。
ただ、動画や繰り返しプレイする中で見つけた小ネタを試す楽しみもあったし、それを活かしてタイムアタックもどきのようなこともやっていた。後は色んなアイテムを組み合わせて作る「料理」や「部屋レシピ」といったやり込みや、ストーリー中に作る部屋を良い建材にしたり装飾を足したりといったことも楽しめた。
正直、建築もせず1000時間も繰り返しプレイできた具体的な理由は思いつかなかったのだが、繰り返しプレイする中で小さな楽しみはあった。
2年も同じことをすると流石に飽きたり、生活が変わったり他のゲームを遊んだりするということもあってしばらく遊んでなかったのだか、先日switch2を購入した際に改めて遊んでみると、やはり面白かった。
数年前にswitchであそんだ頃は、ハードの性能が足りない故かストーリー中でも遺跡や塔といった人工物のある場所ではラグがひどかったのだが(自分が数年前に建築しなかった理由でもある)、switch2ではストーリー中のラグを感じることは無く快適に遊べた。そして、数年前と同じくただ淡々とストーリーややりこみ要素を遊ぶだけだったが、細かい要素などを再発見する内に当時の遊んだ記憶も思い出すことができ楽しめた。


壮大な建築物を作ったり、そうでなくともちょっとした町を作って住人の生活の様子を見ることが楽しめればもっと遊べていたかもしれないが、ストーリーややりこみの面白さもこのゲームの魅力である。大きな楽しみ方ができなくとも、小さな楽しみ方を積み重ねれば思い出もゲームプレイも充実した物になると思う。

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